お中元にお返しは必要?する時期とお礼状について
2016/04/06
お中元をもらったけれど、お返しはどうしよう…。
もらうと思っていなかった方からもらってしまったがどうしたらいいのかわからない!
という方必見です。
お中元にお返しが必要なのか、その時期とお礼状の書き方についてお伝えします。
お中元にお返しは必要?
お中元のお返しは、品物としては基本的には必要ないとされています。
お中元は「目下が目上の方に感謝の気持ちを表すために送る」とされているためです。
だからといって、お礼をしなくていいわけではありません。
まず届いたら、お礼と品物が届いたという一報を先方に入れましょう。
お礼状をだすか、電話で伝えましょう。早い方が喜ばれます。
特に年配の方の場合、昔は郵便事故で届かないということもあったようで、
その感覚をお持ちの方もいらっしゃいますので、一報は早くが原則です。
また、相手方からもらうことを予想していなかった場合、
どういった意図で贈ってこられたのかを確認するには電話の方が良い場合もあります。
その際に、近況報告も添えて、相手とコミュニケーションがとれるとなおいいですね!
お中元のお返しはいつまで?
お返しとなった段階で、お中元の時期は過ぎています。
そのため、送り返すとしたら暑中お見舞いか残暑お見舞いになると思われます。
お返しをする場合は、なるべく早く送り返しましょう。
原則は不要ですが、品物を送るとしたら、相場は半額~同額程度のようです。
ただし同額だと、「今後はお気遣い不要」という意味になる場合もありますので、
注意しましょう。
また、お値段がわからなければ、品番とその店名を控えて百貨店のお店の方に聞けば
分かる場合が多いです。
その場合の熨斗掛けは「○○お見舞い(同等まで)」か「○○御伺(目上の方)」で
贈ります。
暑中と残暑が変わるのは立秋が境ですので、その年の立秋がいつか確認して、
過ぎていなければ暑中、過ぎていたら残暑でお贈りしましょう。
お返しのお礼状の書き方
お礼状は、切手や葉書のデザインにこだわると喜ばれます。
夏らしく涼やかなデザインが良いでしょう。
基本的なお礼状の構成は、以下の通りです。
・頭語+時候の挨拶
頭語と結びの語には組み合わせがあり、
「拝啓」→「敬具」(正式)
「前略」→「草々」(略式)
「一筆申し上げます」→「かしこ」(略式・女性のみ)
などいろいろ種類があります。
時候の挨拶は「8月 時候の挨拶」などで調べると出てきます。
「拝啓」なら少し改まったものを選び、略式なら柔らかな物を選ぶと良いです。
・「さて、」「本日は」などで始まる本題
「○○をいただきましてお気遣い恐縮しております」などのお礼と、
近況報告・相手を気遣う言葉や近況を訊ねる言葉などを書きます。
・健康を気遣う言葉と結びの語
「暑さが厳しい折ですがお体にはお気をつけて」などの言葉と、
「敬具」「草々」「かしこ」を書き、〆ます。
まとめ
基本的には、お中元のお返しは不要で、お礼状のみが通例です。
品物を返すとまた相手方からお礼状が来るなど、だんだんややこしくなりますし…。
しかし、地域の習慣などもありますので、一度身の回りの方に確認をされた方が
トラブルにはなりにくいかもしれません。