銀行業務検定 信託実務の勉強法!合格点・勉強時間
世間的にはあまり知られていない、銀行業務検定(通称:銀検)の中でさらにマイナーな信託実務。
ネットで調べてみると、財務3級・法務3級・税務3級の勉強法まとめはかなりありますし、
財務2級・法務2級・税務2級あたりも3級ほどでなくてもページがヒットするんですね。
しかし、信託実務についてはぜんぜんないんですよ……。
管理人が受けたときも、信託実務の解答速報はどこ探してもなかったし、攻略法ページもほぼ皆無でした。
そこで、信託実務3級の勉強法や参考書・合格点・合格するために必要な勉強時間について、管理人なりにお伝えします。
あくまで管理人個人の信託実務合格体験談としてご覧ください。
銀行業務検定 信託実務の勉強法
基本的には過去問を繰り返すことになります。
テキストは買っても買わなくてもOK。
試験範囲を俯瞰したいなら買っても良いですが、管理人は問題集のみで十分だと思います。
過去問の焼き直しが信託実務には出ます。
例えば、
過去問では「○○するには××が必要である」という選択肢が正解だとしたら、
本番の試験では「○○するには△△が必要である」という選択肢があって誤り
といったような感じです。
安全圏を目指すなら問題集全部を2周+苦手なところを復習くらいはした方がいいですね。
周囲を見ると、勉強量の平均はそれくらいのようです。
ただ、管理人はやっつけ仕事が好きな人間なので、問題集を全部解かずに、3回分を1周半しかしていません。
それで75%前後取れました。
コツは、山をかけること笑
一番比重の大きい「信託の基礎」分野の問題は、7割前後正解を狙います。
そして、FPなどで聞きかじった年金関係の知識があったので、従業員の福利厚生に関する分野を7~8割近く取れるように勉強。
また、資産運用関係の知識も多少あったので、投資信託・金銭信託などの問題は9割近く取れるように勉強。
それ以外の見たことがない分野は4割前後の正解率を狙います。
大体5択問題が2つの選択肢に絞れるくらいの実力があれば、管理人個人のデータだと4割前後は平均でとれます。
要はある程度の問題を捨てるということですね。
それで、80%くらいの正解率を見込めれば、6割の合格点はクリアできるという算段で、特攻したら、一応合格したという次第です。
合格を狙うだけならこれで十分ではないでしょうか。
銀行業務検定 信託実務の合格点
次に、銀検の信託実務3級の日程・問題形式などを確認しましょう。
ご自身で、どの分野の問題が得意そうかを見定めてください。
銀行業務検定協会の公式ページ:http://www.kenteishiken.gr.jp/dir?name=exam
詳しくは公式ページの信託実務3級をご確認ください。
問題集もこのページで購入可能です。
【ざっくり基本データ】
出題形式は、五答択一式 50問(各2点)=100点満点です。
科目構成
(1)信託の基礎:15問
(2)定型的な金銭の信託:5問
(3)従業員福祉に関する信託:7問
(4)証券に関する信託:8問
(5)資産流動化に関する信託:4問
(6)動産・不動産に関する信託:4問
(7)その他の信託・併営業務:7問
という問題構成。
合格点は、およそ60点です。
およそというのは、その回の出来によって試験元が点数調整をするからです。
が、5点も下がることはないのであまり期待しない方がいいです…。
試験時間は150分。
試験開始後60分間と終了前10分間は退席禁止です。
管理人は、わからないものはわからないと諦めるタイプなので、開始60分で退出しました。
4分の1~5分の1くらいの人は開始60分で退出したかと思います。
とはいえ、最後まで残る人も半分切るくらいはいますのでご安心ください。
ちなみに持ち物は、受験票・ HBの鉛筆かシャープペン・消しゴムです。
受験票はなくしても一応受けられますが、面倒なのでなくさないように注意してください。
銀行業務検定 信託実務の勉強時間
最後に、信託実務3級の勉強時間ですが、
オーソドックスに問題集を2周するつもりなら、周囲はおよそ1か月半~2か月かけて準備していました。
管理人的な適当山かけ戦法の場合、1か月かけて勉強しましたが、実際に真剣に勉強したのは2週間ないくらいですね。
10日くらい?
管理人は25,6時間しか勉強してないはずです。
まじめに・オーソドックスに信託実務の問題集を解くなら、40時間ちょっとは見て置いた方が良いのではないかと思います。
まとめ
信託実務は他の法務などと比べて試験回数が少ないです。
ちょっと余分に勉強して、一発合格した方が何かと楽だと思いますよ!